300,000 HIT記念:釣り雑感「釣り」part2。
というわけで、300,000 ヒット記念の釣り雑感の続きです。
私にとっての「釣り」の続きです。
>「そうでない人」に対して資源保護としての「魚」を意識してもらう為には、やはり損得勘定をハッキリさせるのが一番かなぁ、、、とも思います。
それでは、釣りにおける損得勘定とは何か?
サラ●ーマン●太郎に習って名刺を狙っているなら別ですが、普通は「魚」が”得”でリターンとなりますよね。
それでは損とは、、、それまでに掛かったお金と時間と労力です。
「せっかく釣りに出掛けたのに釣れなかった」
これは「釣りに出掛ける(準備を含む)」というリスクを負って「魚」というリターンを期待したわけですね。
こういった場合、「リスク>リターン」となれば行動を起こさない可能性が高くなります。
ただ、「そうである人」の場合、リターンが「魚+α」となり、そのαに意味を見いだしている為に、余程のリスクが伴わなければ釣りに行くと思います。
対して、「そうでない人」の場合、リターンが「魚」だけとなり、多少のリスクが伴えば釣りに行かなくなると思います。
それでは、リスクを増やすにはどうしたら良いか?
釣行のリスクと言えば、最近ではガソリン高騰なんかがありました。
台風などの天候によってもリスクが増えるので釣りには出掛けなくなりますが、一番直接的で常時関わってくるのが「お金」というリスクを増やす事です。
釣りに出掛ける場合に「お金」を払う場面を考えてみると、、、
・釣り具を買う
・食料を買う
・駐車場代を払う
・交通費を払う
などが大雑把に考えられると思います。
ひとまず釣り具はあるとして考えると、、、
・食料を買わない&家から持って行く。
・駐車場代を払わない&払う場所に停めない。
・交通費がかからないところに行く。
こうする事で「釣りに出掛ける行為(リスク)」はかなり減らす事ができます。
釣りに出掛ける側としては節約になりそうですが、この結果を考える必要があります。
釣りに行くリスクが減るとどうなるか。
リスクが減ればそれだけ多くの人が釣りをしに海岸沿いに集まります。
もちろん、全員が余裕で通れる道路があるわけでも無く、全員が余裕で停められる駐車場があるわけでもなく、全員が一切ゴミを放置せずに持ち帰るわけでは無く。
そう考えると、海岸沿いの方々にとっては、釣りのリスクが減れば減るほど人が集まってきて、それがリスクとなるわけですね。
これは「自分のリスクを減らす行為は、誰かのリスクの増加の可能性がある」という事なのかもしれません。
それではそのリスクは誰が負っているのか、、、結局は海岸に近い場所に住んでいる方々が負う事になります。
このリスクは人が集まれば発生してしまう事なので回避は恐らく不可能。
とすれば、リスクがある以上、納得するには「リターン」が必要になると思います。
それは何か、、、ってやはり「お金」ですよね。
もちろん、「それは国が道路を…」とか「法整備が…」という話もありますが、
実は難しい話では無くて、
「自分の家の前の道路が決まって週末に大渋滞してたら嫌ですよね。」
というような簡単な事なのかな、と。
自分の行為が他人に迷惑を掛けてしまう、、、とは言え、集団での事なので一人一人を きつく抑制する訳にもいきません。
混んで迷惑するからと言って「渋谷に行くな」というのは変ですよね。
だったらせめてお金を地元に落とす事で、お互いが納得できる良い環境はできないかな、、、と思っています。
細かくは書きませんが、例えば「ライセンス制の導入」だったり「海岸使用料」だったり「釣り環境税」だったり。(個人的なイメージでは年間の釣りライセンス+海岸使用料が 16,000~36,000 円ぐらい)
こうして集めたお金を漁協に分配して、海岸に一番近い方々に海岸の管理や資源保護を改めてお願いする、というようなイメージです。
つまり、釣りにお金が掛かるようにする事によって、釣りという行為の閾値を上げ、それでもやる人はしっかりと地元や環境にお金を落とす、という仕組みがあればいいなぁ、と。
そういった仕組みがあれば、それを元に、最終的には釣りを紳士的なゲーム(イメージはゴルフ)として広く認知してもらう事も可能な気もする上に、それは各個人の意識の向上を促し「釣り人」の質の向上にも役立つかな、と思います。
「タダほど高いモノはない」
何でもお金が掛かるこのご時世。
美しい海岸や天然の魚が実はタダ同然という事実を早く何とかしないと、本当に綺麗な海や美味しい魚が「プライスレス」になってしまう日が来てしまうかもしれません。
魚が居なくなってしまえば釣り業界もお手上げ、、、(あ、自転車やゴルフでやってけるか?!(^^; )になってしまうかもしれないので、是非、業界が先頭に立って旗を振って欲しいものです。
、、、というような事を最近思っていたりします(^^;
グダグダと続いた独り言に最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願い致します。
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