父が倒れた・・・旅立ち
昨晩、寝る前にうとうとしていると、急に何となく春の風のような爽やかな風が自分を包んだような気がしました。
その瞬間、何故か父が来たような気がしました。
もしかして、その時が来たのか、、、と思いながら、その風のあまりの心地よさに「そっか、もう逝くのか。今まで良く頑張ったねぇ、お疲れ様。ありがとう。」と心の中で父に最後の挨拶をしました。
冷静で居られたのは、その風があまりにも心地良く、春の風に揺られて大きな船(七福神の船みたいなもの)がやってきて、その上を見ると、父が釣りを楽しんでいてこっちに手を振りながら、船が天に昇っていくような、そんな楽しげな光景が目の前にあったからです。
その時、ふと我に返ってすぐに時計を見ると2時過ぎ。
虫の知らせだったのかもしれません。
しばらくして地震が3時ごろに伊豆中心とした地震が発生。
多少揺れます。
またウトウトしかけていると、電話がかかってきました。
「父の心臓が止まった。」
実家からでした。
病院に行って話を聞くと、地震の直後に静かに息を引き取ったそうです。
葬儀屋が来るまで病院で母と話していた時に知った事です。
父が倒れた時、病室で父から実家の庭の梅の木の手入れを頼まれました。
「4月中旬と5月中旬に消毒をすれば、6月には大きな実がなるから、それを嫁さんの実家に持って行きなさい。」
父の闘病記にはこう書いてあるそうです。
「梅の木は、次男(私です)が生まれた時に庭に植えたものなので、手入れはしっかりやらないといけない。いずれ結婚したらこの木を渡すつもりだった。」
子供の頃から梅の実を収穫する作業をまかされていたのは私でした。
今になってその本当の意味を知りました。。。(涙
親の偉大さと、そして新たなる旅立ちに、、、合掌。
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