Gear-Lab EZノッター 大攻略

迷える羊

2009年11月19日 22:22

というわけで、お待ちかね(?)の「EZノッター」のインプレです。





まず、結果から言うと個人的には非常に良かったのでボート常備用に追加で SとMサイズが欲しくなりました(^^;

このツールの一番のポイントは「ノットを行う過程で、人によって差ができる部分(失敗し易い要素)が排除できる」という事だと思いました。

以前にクイックノッターの攻略もやりましたが、結局はかなり練習してスキルを身に付けないと毎回同じ仕上がりにはできない、という結果になりました。

つまり、コツがわかるまでの個人差が大きく、結局、慣れるまで練習をしないと満足できる仕上がりにならない、と感じました。(※私の不器用はおいておいて(^^;)

そもそもこういったツールは普通にノットをやるよりも練習せずに簡単に結べる事を期待して購入するので、練習が少なければ少ないほどいいですよね。


で、今回の「EZノッター」。
まずは、ノットの動画は一ヶ月前に見たぐらいでをおぼろげな状態のまま、「届いた~♪」と喜び勇んでパッケージを開けて、取り扱い説明書に従ってやってみました。





、、、で、できない、、、orz

いきなり撃沈。
編み込みの時点で形になりませんでした(^^;

そこで、改めて動画を見てみたら、、、なるほどね☆
使ってみたからこそわかる指使いというか「EZノッター運び」がすぐに理解できました。

その後、再び挑戦してみたら、、、なんと一発で完成!(^^;
しかも本当に締め込みが必要ないのには驚きました!!!


クイックノッターで存在した多数の「個人差が出る部分」が、ほとんど排除されているので、気をつけて手順通りにやれば恐らく誰でもできます。

個人差が排除されていると思った箇所は以下の場所。

・「ノット開始時に指にPEラインを複数回巻く」 → 「ボビンに6回巻く」
・「編みこみ時の力加減」 →「締めこんだ状態で編みあがる」
・「編みこみ後のハーフヒッチがやり辛い」 → 「ノット元が固定されるので簡単なノットは毎回機械的な指さばきで作成できる」
・「ラインが風の影響を受けてやり辛い」 → 「ノット部分が固定されるので風の影響は最小限」

つまり、指や腕の使い方が、完全にツールに置き換わっているので、残っている個人差は編み込みの回数やハーフヒッチの回数ぐらいですかね、実際は。


誰でも簡単に FGノットができてしまうこのツールは、私が最初に失敗したように、持ち方が非常に重要です。
クイックノッターの時は、指が VTR 通りに動かない&指に VTR の機能通りの働きをさせられない、といった個人差で苦しみました。
このEZノッターは、VTR を完全にマネすればちゃんと仕上がります。

ツールを使う上でのキモとなる部分は以下の通り。

・弓状にした時の弓のしなり具合。
 →普通は弓をしならせればそれだけうまく強いノットができそうな気がしますが、実際は逆で弓は最小限にしなっていれば問題ない。
  編み込んでいくとだんだんしなっていき、右手で編み込みをツマミ辛くなるので、そういった意味でも最初のしなりは最小限で。

・編みこみ時のノッターの持ち方。
 →右手でセンターのボビンを包み込みながら編みこみ場所をツマムような持ち方をしないと全然使えない器具になってしまう。

という感じです。

GTや大物系の釣りではわかりませんが、ポッキンこと辻本氏がDVD「最強 岸メバ スタイル」か何かで言っていましたが、編みこんだ後に数回ハーフヒッチをすれば出来上がり、というものを作ろうとした場合、慣れたら恐ろしく簡単に早くできると思います、、、現場でリールハンドルを使ったビミニツイストぐらいの手軽さかも?!

一見、3 箇所のボビンに巻いてから編みこみ開始なので手間が掛かりそうですが、各場所に機械的に 6 回ずつ巻けば良いので苦になりません。

今回は PE 0.6号 に 2 号のリーダーでメバリングを想定したノットでしたが、これほど簡単にできるとは思ってなかったのでラッキーでした。
この細いラインを FG するのかと思うと面倒臭さが爆発しますからね、私の場合(^^;
それが嫌で替えスプールを持ち運んでいるんですが、これならスプール一個で勝負できそうです。

ただ、編み込み時は「PE を編み込む」のでは無く、「リーダーを編み込む形(テンションを掛けた PE ラインにリーダーを絡ませていく形)」になるので、細くて柔らかいリーダーは不向きな気がしました。
そういった意味では、ナイロンよりもフロロの方が向いているのかもしれません。

恐らく、S サイズの使用可能リーダーの範囲が 1.7号~ となっているのはこの為だと思います。
1.7号という記述も、通常の製品スペックではあまり見かけない号数。
ある程度幅があるなら大抵は 0.5 号刻みで記述しておけば問題ないハズなので、実際にノットをやってみて誰でもできる範囲の最低限の太さがこのサイズなのでは、、、と推測しています。
逆に、慣れればもうちょっと細いのもいけるかも?!(編み込み時にリーダーが弱るかもしれないので実際の強度がどうなるかは不明)


そんなわけで、あれこれ出てくるノッター系ツールを複数買って後悔するよりは、コレを買っておけば安心という感じのツールでした!

興味がある方は是非購入を検討してみては??






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