2007年03月27日
メバル用ルアー バーブレス化計画 その4
というわけで、メバル用ルアーのバーブレス化計画の続きです。
前回は、フックの重量に関して記事にしましたが、今回はスプリットリングについてです。
フックを交換する上で必ず関わってくるのがスプリットリング。
ちょっと前にチラっと記事に書きましたが、形状が気に入ったフックを見つけたんですが、これの重量がちょっと軽め。
そこで、重量をあわせる為にスプリットリングで調整する事はできないか、、、と考えたのがこの記事の発端です。
市販品には以下のようなチューニングシンカーもあります。

でも、あくまでもフックの重量が変わるので、せめてリングかフックで重量の調整をしたいと考えました。
これだとボディーの重量が変わってしまうので意味合いが変わってしまう恐れがあります。
そんなわけえ、まずはいつも通り(?)、市販のスプリットリングを買い漁ってきました。

【 FIELD HUNTER / S.RING 】

【 Maria / Fighters Ring H 】

【 DECOY / SPLIT RING LIGHT CLASS 】

【 Cultiva / Sprit Ring Fine Wire 】

【 SMITH / Split Rings 】
まずは大きさ比較。
同じ番手を並べるとこんな感じです。

【 左から Maria, FIELD HUNTER, DECOY, Cultiva, SMITH 】
Cultiva(カルティバ)のリングだけは少し大きいですが、
それ以外は見た目は殆ど変わりません。
そんなわけで、早速量ってみました。
重量が軽いので、任意の 5 個の重量を計測した値です。
■ 5 個の重量
---FIELD HUNTER----Maria----DECOY----Cultiva----SMITH
00----------------------------------------------0.16
0-----------------------------------0.13-------0.16-------0.16
1-----0.21-------------0.21------0.20-------0.19-------0.21
2-----0.33-------------0.34------0.33-------0.31-------0.34
3-----0.55-------------0.53------0.53
それを割って 1 個の重量を算出するとこうなります。
■ 1 個の重量
---FIELD HUNTER----Maria----DECOY----Cultiva----SMITH
00----------------------------------------------0.032
0-----------------------------------0.026------0.032-----0.032
1-----0.042-----------0.042-----0.04-------0.038-----0.042
2-----0.066-----------0.068-----0.066------0.062-----0.068
3-----0.11-------------0.106-----0.106
ポイントとしては幾つかあると思いますが、まずは、Cultiva の 00 と 0 番の重量。
番手が違うのに同じ重量ですね(^^;
これには自分もビックリして何回か量り直しましたが確かに同じようです。
( おそらく 1/1000 は四捨五入だと思うので、00 が 0.156、0 が 0.164 という可能性もありますが、一個当たりの重量に換算したら誤差範囲かな、と。)
でも実際に見比べてみると、確かに大きさが違う。。。
何となく大きい方は線が細い気がしないでもないので、何か秘密があるのかもしれません。
次は番手毎の重量。
Cultiva のリングを除けば、1 番と 2 番に関しては番手毎の重さはほぼ同じようです。
つまり、1 番と 2 番を使う分には、重量的には Cultiva かそれ以外、という選択になります。
次は一番気になる強度です。
■ 強度(lb)
---FIELD HUNTER----Maria----DECOY----Cultiva----SMITH
00-----------------------------------------------10
0------------------------------------15---------15---------11
1------22---------------22---------20---------19---------19
2------48---------------48---------30---------37---------44
3------50---------------52---------40
※ SMITH は kg 表記だったので、1lb=0.45359237 kg として換算し、小数点以下は四捨五入せずに切り捨てました。
メバル用に購入したルアーのスプリットリングを見たところ、殆どが 0 番、1 番の大きさのリングでした。
こう考えると、強度は十分に思えます。。。
、、、が、ここで落とし穴。
SMITH のパッケージの裏面を良く見てみると、、、

、、、つまり、これはリングが 2 重になった場所の強度ですよ、と。
さらに、リングが 2 重になっていない方向では強度が 1/2 ですよ、と。。。
確かに理屈を考えるとその通りで、おそらく SMITH に限った事では無くてスプリットリングという構造上、仕方が無い事ですが。。。
ここで、ルアーのフックを交換した事がある方ならピンとくるかも。
そう、リングの 2 重になっていない部分がアイに重なっている場合が多いですよね。
リングの凹凸によって自然にボディ側のアイ(ヒートン?)かフック側のアイに 2 重になっていない場所が重なる事が多いのが実際だと思います。
という事は、最悪の事態を想定すると強度を 1/2 にして考えないとダメですね(^^;
そんなわけで、強度を 1/2 にした表を作成してみました。
■ 1/2 強度(lb)
---FIELD HUNTER----Maria----DECOY----Cultiva----SMITH
00------------------------------------------------5
0-------------------------------------7-----------7---------5
1------11---------------11---------10----------9---------9
2------24---------------24---------15---------18--------22
3------25---------------26---------20
※ 小数点以下は四捨五入せずに切り捨てました。
なんだか急に不安な数字になりましたねぇ(^^;
ラインと違って岩場や魚の口でコスれて切れる心配は無いので、表中最低の 5lb であってもメバリングには問題無い範囲だと言えます。
ただ、腐食などを考えると、あまり長期間使いまわすよりは、リングも定期的に交換した方が良さそうです。
また、5lb であれば、PE + 6lb リーダーで操作した場合、フックが根掛かっても根気良く引っ張ればリングが壊れてルアーが回収できる可能性がある強度です。
メタルジグの場合はミノー系よりも重量バランスが緩い気がするので、もしかしたら効率的な根掛かり対応策になるかもしれないですね、あくまでも推測ですが。。。
そんなわけで、ルアーの”泳ぎの問題”さえ解決できれば、状況や対象魚によってスプリットリングを使い分けるのもアリかもしれないですね。
最後にどーでもいい話。
スプリットリングのパッケージを見ていたらある事に気付きました。
Cultiva 以外のパッケージには「split ring」、Cultiva のパッケージには「sprit ring」と書かれています。
インターネットの辞書で調べてみたら、「split」は「分裂・分ける」みたいな意味で、「sprit」は「縦帆船の斜桁」という事です。
もしやニセモノ!?(^^;
まだまだバーブレス化計画は続きます。。。
前回は、フックの重量に関して記事にしましたが、今回はスプリットリングについてです。
フックを交換する上で必ず関わってくるのがスプリットリング。
ちょっと前にチラっと記事に書きましたが、形状が気に入ったフックを見つけたんですが、これの重量がちょっと軽め。
そこで、重量をあわせる為にスプリットリングで調整する事はできないか、、、と考えたのがこの記事の発端です。
市販品には以下のようなチューニングシンカーもあります。

でも、あくまでもフックの重量が変わるので、せめてリングかフックで重量の調整をしたいと考えました。
これだとボディーの重量が変わってしまうので意味合いが変わってしまう恐れがあります。
そんなわけえ、まずはいつも通り(?)、市販のスプリットリングを買い漁ってきました。

【 FIELD HUNTER / S.RING 】

【 Maria / Fighters Ring H 】

【 DECOY / SPLIT RING LIGHT CLASS 】

【 Cultiva / Sprit Ring Fine Wire 】

【 SMITH / Split Rings 】
まずは大きさ比較。
同じ番手を並べるとこんな感じです。

【 左から Maria, FIELD HUNTER, DECOY, Cultiva, SMITH 】
Cultiva(カルティバ)のリングだけは少し大きいですが、
それ以外は見た目は殆ど変わりません。
そんなわけで、早速量ってみました。
重量が軽いので、任意の 5 個の重量を計測した値です。
■ 5 個の重量
---FIELD HUNTER----Maria----DECOY----Cultiva----SMITH
00----------------------------------------------0.16
0-----------------------------------0.13-------0.16-------0.16
1-----0.21-------------0.21------0.20-------0.19-------0.21
2-----0.33-------------0.34------0.33-------0.31-------0.34
3-----0.55-------------0.53------0.53
それを割って 1 個の重量を算出するとこうなります。
■ 1 個の重量
---FIELD HUNTER----Maria----DECOY----Cultiva----SMITH
00----------------------------------------------0.032
0-----------------------------------0.026------0.032-----0.032
1-----0.042-----------0.042-----0.04-------0.038-----0.042
2-----0.066-----------0.068-----0.066------0.062-----0.068
3-----0.11-------------0.106-----0.106
ポイントとしては幾つかあると思いますが、まずは、Cultiva の 00 と 0 番の重量。
番手が違うのに同じ重量ですね(^^;
これには自分もビックリして何回か量り直しましたが確かに同じようです。
( おそらく 1/1000 は四捨五入だと思うので、00 が 0.156、0 が 0.164 という可能性もありますが、一個当たりの重量に換算したら誤差範囲かな、と。)
でも実際に見比べてみると、確かに大きさが違う。。。
何となく大きい方は線が細い気がしないでもないので、何か秘密があるのかもしれません。
次は番手毎の重量。
Cultiva のリングを除けば、1 番と 2 番に関しては番手毎の重さはほぼ同じようです。
つまり、1 番と 2 番を使う分には、重量的には Cultiva かそれ以外、という選択になります。
次は一番気になる強度です。
■ 強度(lb)
---FIELD HUNTER----Maria----DECOY----Cultiva----SMITH
00-----------------------------------------------10
0------------------------------------15---------15---------11
1------22---------------22---------20---------19---------19
2------48---------------48---------30---------37---------44
3------50---------------52---------40
※ SMITH は kg 表記だったので、1lb=0.45359237 kg として換算し、小数点以下は四捨五入せずに切り捨てました。
メバル用に購入したルアーのスプリットリングを見たところ、殆どが 0 番、1 番の大きさのリングでした。
こう考えると、強度は十分に思えます。。。
、、、が、ここで落とし穴。
SMITH のパッケージの裏面を良く見てみると、、、

、、、つまり、これはリングが 2 重になった場所の強度ですよ、と。
さらに、リングが 2 重になっていない方向では強度が 1/2 ですよ、と。。。
確かに理屈を考えるとその通りで、おそらく SMITH に限った事では無くてスプリットリングという構造上、仕方が無い事ですが。。。
ここで、ルアーのフックを交換した事がある方ならピンとくるかも。
そう、リングの 2 重になっていない部分がアイに重なっている場合が多いですよね。
リングの凹凸によって自然にボディ側のアイ(ヒートン?)かフック側のアイに 2 重になっていない場所が重なる事が多いのが実際だと思います。
という事は、最悪の事態を想定すると強度を 1/2 にして考えないとダメですね(^^;
そんなわけで、強度を 1/2 にした表を作成してみました。
■ 1/2 強度(lb)
---FIELD HUNTER----Maria----DECOY----Cultiva----SMITH
00------------------------------------------------5
0-------------------------------------7-----------7---------5
1------11---------------11---------10----------9---------9
2------24---------------24---------15---------18--------22
3------25---------------26---------20
※ 小数点以下は四捨五入せずに切り捨てました。
なんだか急に不安な数字になりましたねぇ(^^;
ラインと違って岩場や魚の口でコスれて切れる心配は無いので、表中最低の 5lb であってもメバリングには問題無い範囲だと言えます。
ただ、腐食などを考えると、あまり長期間使いまわすよりは、リングも定期的に交換した方が良さそうです。
また、5lb であれば、PE + 6lb リーダーで操作した場合、フックが根掛かっても根気良く引っ張ればリングが壊れてルアーが回収できる可能性がある強度です。
メタルジグの場合はミノー系よりも重量バランスが緩い気がするので、もしかしたら効率的な根掛かり対応策になるかもしれないですね、あくまでも推測ですが。。。
そんなわけで、ルアーの”泳ぎの問題”さえ解決できれば、状況や対象魚によってスプリットリングを使い分けるのもアリかもしれないですね。
最後にどーでもいい話。
スプリットリングのパッケージを見ていたらある事に気付きました。
Cultiva 以外のパッケージには「split ring」、Cultiva のパッケージには「sprit ring」と書かれています。
インターネットの辞書で調べてみたら、「split」は「分裂・分ける」みたいな意味で、「sprit」は「縦帆船の斜桁」という事です。
もしやニセモノ!?(^^;
まだまだバーブレス化計画は続きます。。。
Posted by 迷える羊 at 17:17│Comments(0)
│ルアー&ワーム等
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