2007年04月04日
メバル用ルアー バーブレス化計画 その5
というわけで、メバル用ルアーのバーブレス化計画の続きです。
前回はスプリットリングに関しての考察でした。
ここまでいろいろ考察してきましたが、いよいよ残るのはフックです。
とは言え、一気に書けるほど短くもないので、何回かに分けて記事にしたいと思います。
そんなわけで、今回は「フック各部分の機能」という話題です。
最初、フックに関してインターネットで調べてみましたが、なかなか情報が集まりませんでした。
「フッキングが悪いので #5 に交換」みたいな記述はあるんですが、どういう基準でそれを選んだのかがわからないのが殆どでした。
仕方無いので、フックメーカーに電話してリサーチしつつ、インターネット上で拾った情報と合わせて理解していく事にしました。
そんなわけで、フックの各部分の機能に関しては以下のような特徴があります。
■フックポイント(ハリ先)
ストレートは標準的なフック。
これと比較すると、カーブは「深く刺さり易い」「口切れし辛い」「バレ辛い」という特徴がある。
しかし、内側にカーブしているので「掛かり辛い」という欠点がある。
ストレートは「掛かり易い」けれども、深くは刺さり辛い。
■ゲイブ(ふところ)
広いとフッキングし易いが、負荷がかかる場所が軸から離れ易いので伸ばされ易い。しかし、広さの分、ある程度は負荷が分散する。
狭いとフッキングし辛いが、負荷がかかる場所が軸の側になるので伸ばされ辛い。
浅いとバレ易いが、ゲイブまでの距離が短いので、フックが一番力の出せるポイントに貫通するまでが早い。
深いとバレ辛いが、ゲイブまでの距離が長いので、フックが一番力の出せるポイントに貫通するまでが遅い。
■シャンク(軸)
長いとルアーからフックの重心が離れて安定感がでて、ルアーの動きを妨げないようになるが、その分、重量が増える。
短いとルアーにフックの重心が近くなるので、ルアーの動きを妨げ易くなるが、その分、重量が減る。
フックポイントに関しては、活性が低くて浅掛かり(フッキング後にすぐ外れてしまう)する時は、カーブを使うそうです。
推測ですが、活性が低いと魚の思い切りが悪く、ストレートの掛かり易さで掛かったのはいいけれど、貫通するには力が足りずフックが浅く掛かったままになってしまうのではないかと思います。
そこで、カーブに変えてフッキングをしっかりする事によって、ふところまで貫通させるのがカーブの使い方なのだと思います。
ストレートでもフッキングすれば問題無いかもしれないですが、フッキング時の力がかかるベクトルに対してはストレートだと外に開いている事になると思うので、貫通方向に力が加わり辛いのだと思います。
その点、カーブではストレートよりもフッキング時のベクトルに近いので、フッキング力がそのまま貫通力になり易いのだと思います。
また、ストレートは掛かり易いので、噛み付いてくる魚に有効なようです。
カマスなどの歯がしっかりしている魚、、、という事ですね、おそらく。
対するカーブは、吸い込み型の魚に有効なようです。
おそらく、フックポイントが内側に向いているので違和感無く吸い込まれて、口から出ようとする際に掛かり易いからだと思います。
ゲイブに関しては、広ければ広い程フックポイントが外側になるので、シャンクやルアーに邪魔されずに口に引っ掛かる事になるのでフッキングし易いそうです。
考えてみれば当たり前ですが、フッキングする前に口に入らないといけないので、考え無しに大きくするわけにもいかないですね。
うぬぬ、、、深い。
ルアーの泳ぎがわかっている上で、これらを考慮して場合によってフックを交換したりするような世界があるわけですね(^^;
まだまだ自分には早いですが、頭の片隅に知識として入れつつゆっくりと熟成させていこうと思います。
そんなわけで、フックに関しての考察はまだまだ続きますが、最後に自分が気に入ったバーブレスフックの写真を載せておきます。

左側は何かのルアーに付いていた通常のトレブルフック(フックポイントはストレート)で、右側が見た目で惚れた(^^;フックです。
シャープでカーブのかかったフックポイントに広くて深めのゲイブ、そしてバーブレス。
ん~、、、良い感じ♪
詳細はまた後日の記事にしたいと思います。
前回はスプリットリングに関しての考察でした。
ここまでいろいろ考察してきましたが、いよいよ残るのはフックです。
とは言え、一気に書けるほど短くもないので、何回かに分けて記事にしたいと思います。
そんなわけで、今回は「フック各部分の機能」という話題です。
最初、フックに関してインターネットで調べてみましたが、なかなか情報が集まりませんでした。
「フッキングが悪いので #5 に交換」みたいな記述はあるんですが、どういう基準でそれを選んだのかがわからないのが殆どでした。
仕方無いので、フックメーカーに電話してリサーチしつつ、インターネット上で拾った情報と合わせて理解していく事にしました。
そんなわけで、フックの各部分の機能に関しては以下のような特徴があります。
■フックポイント(ハリ先)
ストレートは標準的なフック。
これと比較すると、カーブは「深く刺さり易い」「口切れし辛い」「バレ辛い」という特徴がある。
しかし、内側にカーブしているので「掛かり辛い」という欠点がある。
ストレートは「掛かり易い」けれども、深くは刺さり辛い。
■ゲイブ(ふところ)
広いとフッキングし易いが、負荷がかかる場所が軸から離れ易いので伸ばされ易い。しかし、広さの分、ある程度は負荷が分散する。
狭いとフッキングし辛いが、負荷がかかる場所が軸の側になるので伸ばされ辛い。
浅いとバレ易いが、ゲイブまでの距離が短いので、フックが一番力の出せるポイントに貫通するまでが早い。
深いとバレ辛いが、ゲイブまでの距離が長いので、フックが一番力の出せるポイントに貫通するまでが遅い。
■シャンク(軸)
長いとルアーからフックの重心が離れて安定感がでて、ルアーの動きを妨げないようになるが、その分、重量が増える。
短いとルアーにフックの重心が近くなるので、ルアーの動きを妨げ易くなるが、その分、重量が減る。
フックポイントに関しては、活性が低くて浅掛かり(フッキング後にすぐ外れてしまう)する時は、カーブを使うそうです。
推測ですが、活性が低いと魚の思い切りが悪く、ストレートの掛かり易さで掛かったのはいいけれど、貫通するには力が足りずフックが浅く掛かったままになってしまうのではないかと思います。
そこで、カーブに変えてフッキングをしっかりする事によって、ふところまで貫通させるのがカーブの使い方なのだと思います。
ストレートでもフッキングすれば問題無いかもしれないですが、フッキング時の力がかかるベクトルに対してはストレートだと外に開いている事になると思うので、貫通方向に力が加わり辛いのだと思います。
その点、カーブではストレートよりもフッキング時のベクトルに近いので、フッキング力がそのまま貫通力になり易いのだと思います。
また、ストレートは掛かり易いので、噛み付いてくる魚に有効なようです。
カマスなどの歯がしっかりしている魚、、、という事ですね、おそらく。
対するカーブは、吸い込み型の魚に有効なようです。
おそらく、フックポイントが内側に向いているので違和感無く吸い込まれて、口から出ようとする際に掛かり易いからだと思います。
ゲイブに関しては、広ければ広い程フックポイントが外側になるので、シャンクやルアーに邪魔されずに口に引っ掛かる事になるのでフッキングし易いそうです。
考えてみれば当たり前ですが、フッキングする前に口に入らないといけないので、考え無しに大きくするわけにもいかないですね。
うぬぬ、、、深い。
ルアーの泳ぎがわかっている上で、これらを考慮して場合によってフックを交換したりするような世界があるわけですね(^^;
まだまだ自分には早いですが、頭の片隅に知識として入れつつゆっくりと熟成させていこうと思います。
そんなわけで、フックに関しての考察はまだまだ続きますが、最後に自分が気に入ったバーブレスフックの写真を載せておきます。

左側は何かのルアーに付いていた通常のトレブルフック(フックポイントはストレート)で、右側が見た目で惚れた(^^;フックです。
シャープでカーブのかかったフックポイントに広くて深めのゲイブ、そしてバーブレス。
ん~、、、良い感じ♪
詳細はまた後日の記事にしたいと思います。
Posted by 迷える羊 at 14:03│Comments(0)
│ルアー&ワーム等
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