環境問題って難しいなぁ

迷える羊

2006年01月06日 12:49

現在住んでいる神奈川県のホームページ内に「神奈川の海でマイボート等で釣りをする皆さんへ」という項目がありました。

「神奈川県環境農政部水産課」を google で検索するとトップで出てくるページがあります。
そこの中に「神奈川の海でマイボート等で釣りをする皆さんへ 」という項目があります。
他にも面白い項目があるので興味がある方は見てみるといいと思います。


この中に、
 ・オキアミをまき餌に使用するのはやめましょう(付けエサはOK)
 ・相模湾(葉山~湯河原)でのキス釣りは9~12月は禁漁しています。
という気になる項目がありました。

「マイボートで」「マイボートなどの船舶で」と書いてあれば気にならなかったんですが、「マイボート”等”で」と記載されていたので、「個人で釣りをする人」というニュアンスが感じ取れました。
もしそうであるとすれば、陸からの釣りも含まれるのではないかと思い、直接電話して聞いてみました。

その結果、これらの「申し合わせ」は遊漁船同士で資源保護の為に申し合わせている事項であって、陸からの釣りを制限する事ではないという事です。
一応、この結果を聞いてホッとしましたが、環境を考えると「釣り」もこのままでいいのかな…といろいろ考えさせられますねぇ。

本当に環境の事を考えたら糸やオモリ、ハリなどを水中や魚にに残してしまう可能性のある釣りをする事自体が悪い事になってしまいます。
一見、正しいように思えますが、よくよく考えてみると人間は既に文明によって環境破壊無くしては生活できなくなっています。
衣食住全てを自給自足している人以外は、何らかの形で環境を破壊しながら進化している文明の恩恵を受けているはずです。

そう考えると「環境に悪い事はしない」というのは自己否定に繋がるので、大きくは「環境に悪影響を及ぼす事は最小限にする」という事になると思います。
これは端的に言えば「これから発生するマイナス分をできるだけ小さくする」という事ですね。
こう考えるともう一つ出てくるわかり易くマイナスを操作する方法としては「今あるマイナスを少しでも減らす」ですね。

前者は、鉛のオモリを使わない、生分解のラインなどを使う、マキエを大量に使用しない、などで、
後者は、ゴミを拾う、稚魚を放流する、ヘドロを回収する、などです。

このような事をメーカーと釣り人が考え始めないと、将来、全面的に釣り禁止になってしまうのではないだろうか、、、と思ってしまいます。

あ、そうそう。
昔、陸ではアジ釣りでも何でもオキアミを使うのに、船のアジでは何でイワシミンチを使うのだろうか?
と思っていましたが、こういった理由があったんですね。
これはこれで謎がとけてスッキリしました(^^;


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