安物買いの銭失い!?
毎週のように釣りにいくようになってから、最近、気になっている事があります。
それは「安物買いの銭失い」という事です。
最初は「安いもので十分」という意識で、ペンチなどの道具で使えそうなものを100均で購入していました。
たまにサンデーフィッシング、、、という事であれば、それでも気にならない範囲なんですが、趣味として毎週のように出撃しているといろいろと気になってきます。
まずは、当たり前ですが作りが悪いという事です。
ペンチなんかもちょっとツマむ程度であれば問題無いですが、力をかけるようにすると、途端にずれて噛み合わせが悪くなったりします。
また、素材も安いものを使っているので、洗ったつもりでも結構、膠着したりサビたりしてしまいます。
その結果、「使い辛くなったからまた新しいの買ってくるか・・・」という事になります。
次は「安すぎる」という事です。
100均などの安価なものは、まさに値段が武器なわけですが、これが弱点でもあります。
当たり前ですが、1000円で買ったリールと、10000円で買ったリールでは扱いが違ってきますよね。
確かに、意識していれば、毎週水洗いしてメンテナンスして同じように扱う事はできます。
でも、心の中でどうしても最後の一線「どうせ安いからいいや・・・」という気持ちが残ります。
5000円の品物では、社会人にとっては普通かもしれないけれども、学生には高い、という事もありますが、数百円のレベルでは大抵の人は安く感じますよね。
こういった積み重ねが、最終的に、それ自体をゴミに替えてしまいます。
すぐに壊れる → 壊れたものがゴミになる
安い → 置き忘れても取りに戻らない
安い → 無理な使い方をする → 壊れる
安い → 大事に使わない → 無くす
安い → 使い捨て
安い → 使うかどうかわからないけど買う → 結局使わずにゴミ
しっかりしたリサイクルシステムが整備されていれば、壊れてもリサイクルできると思いますが、そうではないのが現状です。
”安い”のが自分の懐具合だけの問題であればいいのですが、環境的に”高い”ものだと困りますよね。
結局、凄く引いた視点で端的に考えると”安い”と言うのは、資源を消費する速度を早めているだけなのかな、と。
自分の中でも100均の扱いはこんなもんでした。
でも、ちょっと高めのモノを幾つか買うに従って、その意識が少し変わってきました。
専用品は高いものの使い勝手がよく、無くしたり壊したりしたくないので、大事に使って気も遣うようになりました。
結果的に、今では100均のものがかなり少なくなりました。
主に釣りで使っているのはプラスチック系のケース類ぐらいです。
「何でも安いのが一番!」という意識は「タダ程高いものは無し(昔の人は上手い事言ったなぁ)」という”安い(タダ)”の裏を考えた上で、上手く使っていけたらいいなぁ、と思います。
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