三浦半島西側の小磯&サーフ&ゴロタ&河口

迷える羊

2006年05月29日 13:48

2006.5.26 9:00-21:00
満潮:17:04
干潮:10:12

今日はせっかくの平日釣行を有意義に過ごす為、朝からやる気満々で出撃しました。

場所は前回と同じ場所で、以前にクロダイが確認できた場所が上げ潮によって水深 50cm 以上になる時間帯を狙いとしました。
それまでは周辺の現場検証を行いつつ、他にポイントが無いか探すという釣行です。

タックルはダイワ LATEO 73LL + 06'TWINPOWER Mg 2500SDH + PE 0.8 号 + リ-ダー 4 号 + ジャクソン R.A.POPという組み合わせです。

現地に到着。
海を見るとかなり潮が引いています。

はやる気持ちを押さえつつ、まずは入念に現場検証。
本命ポイントをスレさせない為に、その周辺を除いて一応キャストしながらの探索です。

水際まで行ってあちこちの状況を調べていると、フグが大量に居るのがわかります。
・・・と、キャストしたポッパーに「ビクビクッ!」と生体反応。
「来たか!?」と一瞬ドキドキ。
でも重さを感じないぐらいにスゴく軽い、、、って「??、まさか、、、」と思ったら、やっぱりフグでした(TT

ルアーでもフグに悩まされる事になるのか、、、とガックリしながらリリース。
あまりのガックリ度に写真を撮り忘れました(^^;

引き続き状況探索するもちょうどお昼。
干潮時間は過ぎましたが、本命ポイントに水が戻るまではまだ 1, 2 時間あります。
夜寝るのが遅くて朝が早かったので、オニギリを食べながら本番に備えてウトウトと休憩です。

で、丁度いいぐらいに再度出撃。
狙っていたポイントも水深が 50cm ~ 1m ぐらいになっているので、丁寧に岩の周りや海底の溝に沿ってポッパーをキャストします。

すると、またもや高速で追っかけてくるのはフグ、フグ、フグ。
「また追っかけてきたよ~、、、(TT」

、、、と思った瞬間、、、、??、、、なんか影が大きい??
ポッパーの波紋の裏にある影が大きい事に気付きます。

もうかなり手前に寄せてきていますが、波紋で良く見えません。
そこでポッパーを止めてみると、、、、大きな魚体が見切ったように ゆらり と大きく横に首を向けました。

「で、でかい!!」

その魚体にハッキリとした縞模様は無く、擦れたような黒と白の色合いで、一目見て「巨大」と思わせる明らかに一線を越えたような威圧感がありました。

「で、でっかい、クロダイがポッパーを追ってきた~!!!!!!」
心の中で叫びつつ、テンションMAX!!!

しかし、圧倒的な威圧感で悠然と泳ぐ姿に興奮&見とれてしまって、体が動きません。
何とかもう 1 回こっちに振り向かせなければ、、、と思い、ポッパーを回収してキャスト!
と思ったら手が震えてミスキャスト。

ポッパーを回収してから次のキャストが成功するまで、ものの 10 ~ 20 秒程度だと思いますが、彼はゆっくりと泳ぎ去っていきました。

ガックリと力が抜けた中、泳ぎ去る彼を見送りながら「まだ釣れなくて良かったかも、、、」と何故か自然にそう思いました。

「まだまだキミには釣られんよ、、、」

彼がわざわざ出て来て、そう言い残していったように思えたからです。
何だか逃げる宝物を見つけた気分で、これからがちょっと楽しみになりました。



その後は近辺をキャストするも反応はありませんでした。
以前にそこでクロダイを見た時は、真夏に近い時期で、カイズ+αぐらいのサイズが多数居たので、もうちょっと季節が夏に近づけば、浅場にたくさんのクロダイが寄ってくるのかもしれません。
今の時期は大型が単体でウロウロしているのかしらん。

夕方、他のポイントも探るべく、それ程遠くないサーフ&ゴロタ場所に移動。
ゴロタでポッパーを試しつつ、サーフでマゴチ&ヒラメをやりつつ、河口でMリグを狙っての移動です(^^;
一応、それを見越してGAME AR-C S706ULでは無く、ダイワ LATEO 73LLという選択にしました。

まずはゴロタ場のチェック・・・無反応のまま終了(^^;

すると、地元風のおじさんがちょい投げをしているので見に行ってみると、、、何と結構いい型のシロギスが多数釣れています。
話を聞くと 2 時間ぐらいでの釣果らしく、投げている場所もアンダースローで 30 ~ 40 m ぐらいの距離です。

こ、これはお土産確保!?

と思いましたが、本命のチェック前に浮気するわけにもいかないので、サーフをミノーで攻めつつ河口に移動します。
が、やっぱり、サーフも撃沈(^^;

で、河口に到着。
水深は 1.5m ぐらいでしょうか、、、水が澄んでいて底まで丸見えです。

まずは対岸近くの底に変化がある場所にポッパーを投げてみますが無反応。
少しずつ移動して投げていると、足元近くの海底で何やら動く魚が。。。

「く、クロダイ居た~~!!」
突然の出没にまたもや面喰らいます(^^;
今度は先程のものよりは明らかに小ぶりで、30 後半から 40 前半ぐらいの魚体です。

しかし、足元に居た為、既にこちらを警戒している模様。
早速Mリグを投げてみるも、まったく無反応で、逆にこっちの様子を伺っているような泳ぎ方です。

「流石に警戒されたら無理か、、、」と思い、そいつは無視して他に居るかもしれないクロダイに対してMリグをキャストしますがまったくの無反応。

「これは場所をしばらく休ませて、引き潮で潮が動き出しつつ、暗くなってから来るしか、、、」と決断。
一旦、休憩する事にして戻ろうとすると、先程の場所のクロダイが 2 匹に増えてます(笑
もちろん、Mリグには無反応だったのでそのまま休憩です。

夕飯を食べてみたものの、まだ時間がちょっと早め。

こういう時は「お土産確保♪」
というわけで、何故か準備してあった天秤+8号オモリにボート用キス仕掛けをセッティングです(^^;

エサはこういう時の為のバークレー Gulp! サンドワーム 4 インチ アオイソメ・ゴカイタイプです。
キス用の仕掛けと一緒にカバンに入れておけば、これからの季節は結構楽しめます。

そんなわけで、先程の場所に戻ってみると、おじさんは居なくなっていたので、その場所でキャスト!

さっそく、「ガガッ!」というアタリが、、、しかし、針掛りせず。
そのままサビいてくると、またもや「ガガッ!」というアタリがあります。
でも、またもや針掛りせず。

仕掛けを回収すると 2 本付いていた針がありません(^^;
そう言えばさっきのおじさんの横にフグの山が築かれていたのを思い出しました。

ちょっと場所を移動して、キャスト!
サビいてくると「グググッ!」という もたれるようなアタリと同時に重み。

タコか!?と思うも締め込みがあります。

そのまま上げるとウシノシタ(シタビラメ)ちゃんでした。



でもサイズが 20cm ぐらいだったのでリリースです。

またちょっと移動して投げると、今度は「ビビビッ」と引っ張るようなアタリ。
巻き上げ中にも「ビビビ」と引きます。

この感触、久しぶり♪
と思って上げると 20cm 弱のシロギスちゃんでした!

「やった~!」と思って針を外そうとした矢先、暴れた拍子に海へボチャン。。。(TT
海際の岩の上からだったので、手で拾う間もなく海にお帰りになられました。

引き続き方向を変えてキャストするとまたもやアタリ。
今度は 15cm ぐらいのシロギスちゃんです。

と思ったらまたもや暴れて海にボチョン。。。(TT
どうやら針が小さすぎて暴れるとすぐに外れてしまう模様です。

それ以降、アタリはあるものの針掛りせず。
そういえばシロギスは視覚でエサを探すので夜はあまり釣れない、、、と聞いた事があるので、そのせいかも。
と思い、かなり暗くなってきたので本命のクロダイに移行です。


今度は見つからないように水際に立たずに遠目からキャストしてMリグを曳きます。
しかし、曳けども曳けども反応は無く、そのまま名残惜しくも納竿としました。

今回の釣行での収穫はこんな感じです。

 ・クロダイが居る場所が 2 箇所は確認できた。
 ・クロダイはポッパーに反応して追ってはくる。
 ・警戒されると厳しいかも。
 ・ちょい投げにイイ季節になった(^^;

ここ最近の釣行でどういった時間にクロダイが反応を示すのかの自分なりの指針ができたので、次からは効率良くポイントを周りつつ、余った時間で他の釣りにも手をだそうかと思っています。

また、姿が見えず反応もまったく無いとテンションが下がり気味になりますが、実際に大きなクロダイがポッパーを追ってきたのを目視で確認できた事で大きな自信になりました。

さて、クロダイを釣り上げるXデーは近いか!?
それとも先にちょい投げが大爆発してしまうのか!?(^^;

これからが楽しみです。


そうそう、実はフグ釣りって極めたら面白そうな気がするんですがどうなんでしょう?
あれだけ湧いているので、釣り易いけれども、しっかり針にかけて数釣ろうとしたら割と難しいような気がします。

まぁ、食べられないのと、少ない釣りの時間を割く事を考えると、あえてやろうとも思わないんですけどね。
海の近くに住んでいたら遊びとしてハマりそうかも。


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