というわけで、今日は、先日チラっと記事で触れた月下美人タングステンジグヘッドの再生についての話題です。
以前の釣行時にこのジグヘッドが壊れてフックとシンカーが分解してしまいました。
後から考えると、分解するって事は再生できる!?と思ったわけです。
この時点で工程として想像できるのは、
・フックとシンカーの分解
・シンカーのバリ(接着剤)取り
・フックとのフィッティング
・接着剤でフック固定
・乾燥
という感じです。
そんなわけで、まずはフックが消耗したタングステンジグヘッド達です。
曲がっちゃったり伸びちゃったりしてますね(^^;
今回はたまたま手にとった 1.5g のジグヘッドを使って作業したいと思います。
■工程1:フックとシンカーの分解
まずは単純にペンチでシンカーとフックを持って引っ張ってみます。
、、、ぬ、、、抜けない(TT
対象が小さいので力が入り辛い事もあると思いますが相当硬いです。
以前、偶然に分解したジグヘッドは、その日新しくパッケージから出したもので特に障害物などに当てた覚えも無いので、もしかしたら不良品だったのかもしれません。
でも、そのお陰で再生を思いついたので、うまくいけばそれはそれでお得だったのかも(^^;
そんなわけで、こういう時のお約束。
火でアブって抜いてみる事にします。
着火用の柄の長いライターを 99 円ショップで購入してきて早速お試し。
アブること約 3 秒、、、ライターをペンチに持ち替えて、、、うぬぬ、、、まだダメっぽい。
アブること約 5 秒、、、ライターをペンチに持ち替えて、、、スポッ!、、、ぬ、抜けたぁ!!
抜けてしまうと意外とアッサリだったかなぁ、、、と(^^;
■工程2:シンカーのバリ(接着剤)取り
次はバリ取りですが、ススで黒ずんでいるのも何なので、バリと一緒に塗装もとってみることにします。
ペンチなどで挟みながらゴリゴリ回したり、ペンチで固定してカッターでコソゲ落としたりします。
塗装を剥がしてみるとわかるんですが、夜光塗料が何重にも塗られているようで、層ごとにパラパラ剥がれます。
結構丁寧に塗られていますが、それだけに何か理由があるのかなぁ、、、と邪推。
考えられるのは、蓄光の高さと接着剤の密閉、、、でしょうか。
蓄光できる塗料が多ければ多いほど光を蓄えられると思うので、何層か塗り重ねた方がたくさん光を蓄えられそうです。
また、使用場所が海中なので、酷使していると接着剤も劣化が激しいのかな、、、と。
その保護の為に塗料を塗っているのもあるのかもしれません。
、、、などと考えながらもくもくと削って 10 分ぐらいで綺麗になりました。
針先に対する面には穴が 2 個空いていて、そこに塗料が流れ込んでいるのが見えますね。
■工程3:フックとのフィッティング
いくつかのジグフックがありますが、今回は以前から使っているがまかつの
JIG29#2 が手元にあったのでそれを使ってみました。
で、早速フィッティング。
フックの軸が太すぎてシンカーの溝の中までしっかりとバリを取らないと入らないので要注意です。
※溝は少しずつ細くなっているので、綺麗にバリを取っても完全に奥までは入らないです。
この辺りはもう少し違うフックを探してみて、しっくりくるフックを探したいと思います。
また続きは後日、記事にしたいと思います。