メバル用ルアー バーブレス化計画 その7(最終回)

迷える羊

2007年04月13日 12:24

というわけで、メバル用ルアーのバーブレス化計画の続きです。

前回はフックの向きに関しての考察でした。

今回はいよいよ実際にどのフックに交換するか、、、という話です。

まずは前回写真を掲載した個人的に気に入ったフックの紹介です。



ティムコのTMC49SP-BLTシリーズです。

他のフックとの形状の違いはこんな感じです。


【左からSTBL-1.56BC, 36BC, TREBLE 17BL, TMC49SP-BLT】

他との違いは、フックポイントがカーブになっていてゲイブが少し深め&広めです。
アイの向きはカルティバと同じで、シャンクの長さもカルティバと同じぐらいです。

何故このフックを選んだのかと言うと、まずはフックポイントの鋭さ。
前回掲載した写真だと良くわかりますが、針先が若干細く鋭くなっています。
堅い口に刺さるには鋭い方がいいですね。

次にフックポイントのカーブ。
メバルは吸い込みタイプの捕食という事なので、吸い込まれて吐き出す際にフッキングしてくれるのが理想かな、、、と。

次にゲイブの広さ&深さ。
フックポイントがカーブになっていて掛かり辛い分、ゲイブが広めなので掛かり易さはアップしていると考えました。
また、深い事で一旦掛かったらバラシ辛いかな、と。

そんな理由からこのフックを選んでみました。
でも、これはあくまでも仮定の話の上で成り立っている理屈なので、実戦では STBL-36BC なども織り交ぜつつ、違いなども見て行こうと思います。

ここまでくれば後は装着のみで、ルアーの重量に合ったものを取り付けます。


■フック重量表
-------STBL-----STBL---TREBLE--TREBLE---TMC49SP
------1.56BC---36BC----17 BL-----19----------BLT
#10---0.14-----0.24---------------0.25--------0.21
#12---0.13-----0.19-----0.11------------------0.15
#14---0.11-----0.14-----0.09------------------0.12
#16---0.08-----0.12-----0.07------------------0.10
#18--------------0.09


■ルアー標準フック重量表(フロント-リア)
・Maria フェイクベイツ F50----------------0.14g(T) - 0.14g(T)
・Bassday シュガーミノー 50F::::::::::::0.12g(T) - 0.12g(T)
・reins デンプシー45----------------------0.12g(T) - 0.12g(T)
・SMITH メバペンメバル::::::::::::::::::::0.12g(T) - 0.12g(T)
・OFT ギガスクリュー タイプ A--------------0.09g(T) - 0.09g(T)
・SMITH ジェイド S/SW::::::::::::::::::::0.12g(T) - 0.12g(T)
・RAPALA カウントダウン CD-1-------------0.13g(T) - 0.13g(T)
・LUCKY CRAFT ワンダー45 ESG:::::::::0.19g(T) - 0.10g(W)
・Maria ブルースコード45C----------------0.14g(T) - 0.14g(T)
・Bassday シュガーミノー リップレス 50S::0.12g(T) - 0.12g(T)
・ZipBaits リッジ 56S----------------------0.12g(T) - 0.12g(T)
・ZipBaits ザブラ・システムミノー 50S:::::0.26g(T) - 0.26g(T)
・DARWIN カンニバル49S-----------------0.17g(T) - 0.17g(T)
・SMITH メバペンホタル:::::::::::::::::::::0.17g(W) - 0.17g(W)


この表を見ると、TMC49SP-BLT に交換する事を考えると、ほとんど #14 か #12 でいけちゃう事がわかりますね。
メバル専用系が #14 で、シーバス系が #12 。

フェイクベイツはちょうど #12 と #14 の間なんですが、重くなって沈むよりは軽くなって浮く方が良さそうな気がするので、ひとまず軽くなる方にしてみます。

最初はスプリットリングで重量の微調整をする予定でしたが、「メバル用ルアー バーブレス化計画 その4」で計測した結果、スプリットリングはメーカーが違っても重量はほぼ同じ、という結果になりました。

一応、実際に装着していろいろ量ってみましたが、微調整をするには結局は個体差を探し当てる作業になってしまい、極端に効率が悪くなります。
また、番手を変えると前後で 2 個を変える事になってしまい、重量が変わりすぎてしまう、という状態になってしまいました。

そんなわけで、スプリットリングは変えない方針に落ち着いています。


■フェイクベイツ


【元の重量】


【TMC49SP-BLT #14 を装着した場合】


【TMC49SP-BLT #12 を装着した場合】
※スプリットリングも変えていますが重量は同じです。

■ジェイド


【元の重量】


【TMC49SP-BLT #14 を装着した場合】


■ブルースコード


【元の重量】


【TMC49SP-BLT #14 を装着した場合】


【TMC49SP-BLT #14 + カルティバのリングを装着した場合】

※ブルースコードの場合はたまたまスプリットリング交換で重量がピッタリにできました。
ただ、リングが大きくなり過ぎてフックがボディーに与える影響が変わり過ぎる事を嫌ってリング交換は止めました。


というわけで、無事に交換完了です!
ここまでいろいろ紆余曲折が長かったですが、ここからが本当の始まり。

データという基礎を元に経験をうまく蓄積していけたらいいなぁ~と思っています。

まずはプラグの投げ方から開始、、、かな!?(^^;


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