2006年04月20日
安物買いの銭失い!?
毎週のように釣りにいくようになってから、最近、気になっている事があります。
それは「安物買いの銭失い」という事です。
最初は「安いもので十分」という意識で、ペンチなどの道具で使えそうなものを100均で購入していました。
たまにサンデーフィッシング、、、という事であれば、それでも気にならない範囲なんですが、趣味として毎週のように出撃しているといろいろと気になってきます。
まずは、当たり前ですが作りが悪いという事です。
ペンチなんかもちょっとツマむ程度であれば問題無いですが、力をかけるようにすると、途端にずれて噛み合わせが悪くなったりします。
また、素材も安いものを使っているので、洗ったつもりでも結構、膠着したりサビたりしてしまいます。
その結果、「使い辛くなったからまた新しいの買ってくるか・・・」という事になります。
次は「安すぎる」という事です。
100均などの安価なものは、まさに値段が武器なわけですが、これが弱点でもあります。
当たり前ですが、1000円で買ったリールと、10000円で買ったリールでは扱いが違ってきますよね。
確かに、意識していれば、毎週水洗いしてメンテナンスして同じように扱う事はできます。
でも、心の中でどうしても最後の一線「どうせ安いからいいや・・・」という気持ちが残ります。
5000円の品物では、社会人にとっては普通かもしれないけれども、学生には高い、という事もありますが、数百円のレベルでは大抵の人は安く感じますよね。
こういった積み重ねが、最終的に、それ自体をゴミに替えてしまいます。
すぐに壊れる → 壊れたものがゴミになる
安い → 置き忘れても取りに戻らない
安い → 無理な使い方をする → 壊れる
安い → 大事に使わない → 無くす
安い → 使い捨て
安い → 使うかどうかわからないけど買う → 結局使わずにゴミ
しっかりしたリサイクルシステムが整備されていれば、壊れてもリサイクルできると思いますが、そうではないのが現状です。
”安い”のが自分の懐具合だけの問題であればいいのですが、環境的に”高い”ものだと困りますよね。
結局、凄く引いた視点で端的に考えると”安い”と言うのは、資源を消費する速度を早めているだけなのかな、と。
自分の中でも100均の扱いはこんなもんでした。
でも、ちょっと高めのモノを幾つか買うに従って、その意識が少し変わってきました。
専用品は高いものの使い勝手がよく、無くしたり壊したりしたくないので、大事に使って気も遣うようになりました。
結果的に、今では100均のものがかなり少なくなりました。
主に釣りで使っているのはプラスチック系のケース類ぐらいです。
「何でも安いのが一番!」という意識は「タダ程高いものは無し(昔の人は上手い事言ったなぁ)」という”安い(タダ)”の裏を考えた上で、上手く使っていけたらいいなぁ、と思います。
それは「安物買いの銭失い」という事です。
最初は「安いもので十分」という意識で、ペンチなどの道具で使えそうなものを100均で購入していました。
たまにサンデーフィッシング、、、という事であれば、それでも気にならない範囲なんですが、趣味として毎週のように出撃しているといろいろと気になってきます。
まずは、当たり前ですが作りが悪いという事です。
ペンチなんかもちょっとツマむ程度であれば問題無いですが、力をかけるようにすると、途端にずれて噛み合わせが悪くなったりします。
また、素材も安いものを使っているので、洗ったつもりでも結構、膠着したりサビたりしてしまいます。
その結果、「使い辛くなったからまた新しいの買ってくるか・・・」という事になります。
次は「安すぎる」という事です。
100均などの安価なものは、まさに値段が武器なわけですが、これが弱点でもあります。
当たり前ですが、1000円で買ったリールと、10000円で買ったリールでは扱いが違ってきますよね。
確かに、意識していれば、毎週水洗いしてメンテナンスして同じように扱う事はできます。
でも、心の中でどうしても最後の一線「どうせ安いからいいや・・・」という気持ちが残ります。
5000円の品物では、社会人にとっては普通かもしれないけれども、学生には高い、という事もありますが、数百円のレベルでは大抵の人は安く感じますよね。
こういった積み重ねが、最終的に、それ自体をゴミに替えてしまいます。
すぐに壊れる → 壊れたものがゴミになる
安い → 置き忘れても取りに戻らない
安い → 無理な使い方をする → 壊れる
安い → 大事に使わない → 無くす
安い → 使い捨て
安い → 使うかどうかわからないけど買う → 結局使わずにゴミ
しっかりしたリサイクルシステムが整備されていれば、壊れてもリサイクルできると思いますが、そうではないのが現状です。
”安い”のが自分の懐具合だけの問題であればいいのですが、環境的に”高い”ものだと困りますよね。
結局、凄く引いた視点で端的に考えると”安い”と言うのは、資源を消費する速度を早めているだけなのかな、と。
自分の中でも100均の扱いはこんなもんでした。
でも、ちょっと高めのモノを幾つか買うに従って、その意識が少し変わってきました。
専用品は高いものの使い勝手がよく、無くしたり壊したりしたくないので、大事に使って気も遣うようになりました。
結果的に、今では100均のものがかなり少なくなりました。
主に釣りで使っているのはプラスチック系のケース類ぐらいです。
「何でも安いのが一番!」という意識は「タダ程高いものは無し(昔の人は上手い事言ったなぁ)」という”安い(タダ)”の裏を考えた上で、上手く使っていけたらいいなぁ、と思います。
2006年02月08日
仕掛けの強度
仕掛けの強度に関するお話です。
前から結び目の強度には漠然と興味があって、丸橋英三氏著の「フィッシングノット辞典」を購入して読んだりしていました。(だからと言ってノットが上手いわけではありません(^^;)
(これは結びに対する考えを一変させるような本なので、興味がある方は是非読んでみて下さい)
そんな折、年末に SALT&STREAM 2 月号 を購入して、それの付録の「ザ★ノットDVD」を見て、改めていろいろ思う事がありました。
まずは、ここまで映像で解説してくれると、かなりわかり易かったです(^^;
本では肝心の”感触”がわからないので、どのぐらいの感覚で結んだらいいのかわからなかったのが、バッチリわかりました。
また、何故、ダブルラインなのかも解説してくれていて、かなり勉強になりました。
まさに「百聞は一見にしかず」ですね。
そんなわけで、ラインシステムの解説を納得しながら聞いていたんですが、ふと、考えたのがルアーとの結び目についてです。
仮に、メインラインが 8lb で、リーダーが 16lb とします。
ここで、リーダーとルアーの結び目を 100% ノットで結んでしまうと、ルアーが完全に根掛かりした場合に壊れるのは、メインラインか、ルアーのスナップか、フック、という事になると思います。
最近のフックやスナップは強いので、8lb で壊れる事は無いとすると、切れるのはメインラインとなってしまいます。(あまり詳しくないので本当にそうなるかどうかはわかりませんが、パッと単純に考えてという事です)
釣り人にとっては「パチン!」「あ、しまった~、あのルアー高かったのに・・・」というぐらいの事かもしれません。
でも、実はこれって何気に環境に対して凄く悪いと思いません??
単純に入れ替わり立ち替わり、100人が同じ事をしたら、100個のルアー&リーダーが海中に放置されるわけです。
確かに、前に投げ釣りでルアーを釣った事があるんですが、そのルアーにもリーダーがひらひらとくっついていました。
例えば、これは釣り人がラインシステムとノットの強度をしっかり理解すれば、かなり防げると思います。
でも、これは個人のスキルによるところが大きいので、あまりアテにはできません。
これが、もし、スナップやフックがラインと同じ強度の尺度で製品化されていたらどうでしょうか?
(現状のものでも破壊耐力が kg 表示されているのもありますが、小さい割に強度が高すぎるのが多いです)
自分の仕掛けが万が一根掛かりした時、どういう挙動をするのか、釣り人側がある程度管理できると思いません?
確かに今の状態でも、ラインシステムをしっかりやっている人は管理できていると思いますが、自分も含めてそれが不安な人の方が多いと思います。
そういった不安な人でも、フックが伸びてくれるのがわかっていれば、かなり環境には優しいハズです。
ラインだけでなく、仕掛け全体を管理する、、、「システムコントロール」といったニュアンスでしょうか。。。
超大物が掛かった時、、、と考えると心配ですが、元々、メインラインの強度で捕れる以上の獲物は捕れるはずが無い(4lb で 4lb 以上の魚は釣れるので、4lb のラインで自分のスキルと合わせて総合的に捕れる限界、という事です)ので、心配ないと思います。(たぶん)
ロッドやリールを海に落とす事は殆どありません。(高いですから気をつけ方も違います(^^;)
万が一、落としても、潜った時に拾い易い事は確かです。(もし掃除をするとしたら、、、という事です)
ですが、フックやスナップ、ラインやオモリに関しては、常時海中に放置される危険があるにも関わらず、あまりにも無頓着すぎるような気がします。
ロッドやリールが最先端技術で進化し、素材自体もより強固になりましたが、それが”釣り”という文化の進化であるのかは、今一度、考え直す時期に来ているのかもしれないですね。
いつも自分では気をつけてはいるものの、腕が未熟なので根掛かりやラインブレイクもしばしば。。。
自分で言っておきながら、ホントに耳が痛いです、ハイ。
長い文面を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
前から結び目の強度には漠然と興味があって、丸橋英三氏著の「フィッシングノット辞典」を購入して読んだりしていました。(だからと言ってノットが上手いわけではありません(^^;)
(これは結びに対する考えを一変させるような本なので、興味がある方は是非読んでみて下さい)
そんな折、年末に SALT&STREAM 2 月号 を購入して、それの付録の「ザ★ノットDVD」を見て、改めていろいろ思う事がありました。
まずは、ここまで映像で解説してくれると、かなりわかり易かったです(^^;
本では肝心の”感触”がわからないので、どのぐらいの感覚で結んだらいいのかわからなかったのが、バッチリわかりました。
また、何故、ダブルラインなのかも解説してくれていて、かなり勉強になりました。
まさに「百聞は一見にしかず」ですね。
そんなわけで、ラインシステムの解説を納得しながら聞いていたんですが、ふと、考えたのがルアーとの結び目についてです。
仮に、メインラインが 8lb で、リーダーが 16lb とします。
ここで、リーダーとルアーの結び目を 100% ノットで結んでしまうと、ルアーが完全に根掛かりした場合に壊れるのは、メインラインか、ルアーのスナップか、フック、という事になると思います。
最近のフックやスナップは強いので、8lb で壊れる事は無いとすると、切れるのはメインラインとなってしまいます。(あまり詳しくないので本当にそうなるかどうかはわかりませんが、パッと単純に考えてという事です)
釣り人にとっては「パチン!」「あ、しまった~、あのルアー高かったのに・・・」というぐらいの事かもしれません。
でも、実はこれって何気に環境に対して凄く悪いと思いません??
単純に入れ替わり立ち替わり、100人が同じ事をしたら、100個のルアー&リーダーが海中に放置されるわけです。
確かに、前に投げ釣りでルアーを釣った事があるんですが、そのルアーにもリーダーがひらひらとくっついていました。
例えば、これは釣り人がラインシステムとノットの強度をしっかり理解すれば、かなり防げると思います。
でも、これは個人のスキルによるところが大きいので、あまりアテにはできません。
これが、もし、スナップやフックがラインと同じ強度の尺度で製品化されていたらどうでしょうか?
(現状のものでも破壊耐力が kg 表示されているのもありますが、小さい割に強度が高すぎるのが多いです)
自分の仕掛けが万が一根掛かりした時、どういう挙動をするのか、釣り人側がある程度管理できると思いません?
確かに今の状態でも、ラインシステムをしっかりやっている人は管理できていると思いますが、自分も含めてそれが不安な人の方が多いと思います。
そういった不安な人でも、フックが伸びてくれるのがわかっていれば、かなり環境には優しいハズです。
ラインだけでなく、仕掛け全体を管理する、、、「システムコントロール」といったニュアンスでしょうか。。。
超大物が掛かった時、、、と考えると心配ですが、元々、メインラインの強度で捕れる以上の獲物は捕れるはずが無い(4lb で 4lb 以上の魚は釣れるので、4lb のラインで自分のスキルと合わせて総合的に捕れる限界、という事です)ので、心配ないと思います。(たぶん)
ロッドやリールを海に落とす事は殆どありません。(高いですから気をつけ方も違います(^^;)
万が一、落としても、潜った時に拾い易い事は確かです。(もし掃除をするとしたら、、、という事です)
ですが、フックやスナップ、ラインやオモリに関しては、常時海中に放置される危険があるにも関わらず、あまりにも無頓着すぎるような気がします。
ロッドやリールが最先端技術で進化し、素材自体もより強固になりましたが、それが”釣り”という文化の進化であるのかは、今一度、考え直す時期に来ているのかもしれないですね。
いつも自分では気をつけてはいるものの、腕が未熟なので根掛かりやラインブレイクもしばしば。。。
自分で言っておきながら、ホントに耳が痛いです、ハイ。
長い文面を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2006年01月06日
環境問題って難しいなぁ
現在住んでいる神奈川県のホームページ内に「神奈川の海でマイボート等で釣りをする皆さんへ」という項目がありました。
「神奈川県環境農政部水産課」を google で検索するとトップで出てくるページがあります。
そこの中に「神奈川の海でマイボート等で釣りをする皆さんへ 」という項目があります。
他にも面白い項目があるので興味がある方は見てみるといいと思います。
この中に、
・オキアミをまき餌に使用するのはやめましょう(付けエサはOK)
・相模湾(葉山~湯河原)でのキス釣りは9~12月は禁漁しています。
という気になる項目がありました。
「マイボートで」「マイボートなどの船舶で」と書いてあれば気にならなかったんですが、「マイボート”等”で」と記載されていたので、「個人で釣りをする人」というニュアンスが感じ取れました。
もしそうであるとすれば、陸からの釣りも含まれるのではないかと思い、直接電話して聞いてみました。
その結果、これらの「申し合わせ」は遊漁船同士で資源保護の為に申し合わせている事項であって、陸からの釣りを制限する事ではないという事です。
一応、この結果を聞いてホッとしましたが、環境を考えると「釣り」もこのままでいいのかな…といろいろ考えさせられますねぇ。
本当に環境の事を考えたら糸やオモリ、ハリなどを水中や魚にに残してしまう可能性のある釣りをする事自体が悪い事になってしまいます。
一見、正しいように思えますが、よくよく考えてみると人間は既に文明によって環境破壊無くしては生活できなくなっています。
衣食住全てを自給自足している人以外は、何らかの形で環境を破壊しながら進化している文明の恩恵を受けているはずです。
そう考えると「環境に悪い事はしない」というのは自己否定に繋がるので、大きくは「環境に悪影響を及ぼす事は最小限にする」という事になると思います。
これは端的に言えば「これから発生するマイナス分をできるだけ小さくする」という事ですね。
こう考えるともう一つ出てくるわかり易くマイナスを操作する方法としては「今あるマイナスを少しでも減らす」ですね。
前者は、鉛のオモリを使わない、生分解のラインなどを使う、マキエを大量に使用しない、などで、
後者は、ゴミを拾う、稚魚を放流する、ヘドロを回収する、などです。
このような事をメーカーと釣り人が考え始めないと、将来、全面的に釣り禁止になってしまうのではないだろうか、、、と思ってしまいます。
あ、そうそう。
昔、陸ではアジ釣りでも何でもオキアミを使うのに、船のアジでは何でイワシミンチを使うのだろうか?
と思っていましたが、こういった理由があったんですね。
これはこれで謎がとけてスッキリしました(^^;
「神奈川県環境農政部水産課」を google で検索するとトップで出てくるページがあります。
そこの中に「神奈川の海でマイボート等で釣りをする皆さんへ 」という項目があります。
他にも面白い項目があるので興味がある方は見てみるといいと思います。
この中に、
・オキアミをまき餌に使用するのはやめましょう(付けエサはOK)
・相模湾(葉山~湯河原)でのキス釣りは9~12月は禁漁しています。
という気になる項目がありました。
「マイボートで」「マイボートなどの船舶で」と書いてあれば気にならなかったんですが、「マイボート”等”で」と記載されていたので、「個人で釣りをする人」というニュアンスが感じ取れました。
もしそうであるとすれば、陸からの釣りも含まれるのではないかと思い、直接電話して聞いてみました。
その結果、これらの「申し合わせ」は遊漁船同士で資源保護の為に申し合わせている事項であって、陸からの釣りを制限する事ではないという事です。
一応、この結果を聞いてホッとしましたが、環境を考えると「釣り」もこのままでいいのかな…といろいろ考えさせられますねぇ。
本当に環境の事を考えたら糸やオモリ、ハリなどを水中や魚にに残してしまう可能性のある釣りをする事自体が悪い事になってしまいます。
一見、正しいように思えますが、よくよく考えてみると人間は既に文明によって環境破壊無くしては生活できなくなっています。
衣食住全てを自給自足している人以外は、何らかの形で環境を破壊しながら進化している文明の恩恵を受けているはずです。
そう考えると「環境に悪い事はしない」というのは自己否定に繋がるので、大きくは「環境に悪影響を及ぼす事は最小限にする」という事になると思います。
これは端的に言えば「これから発生するマイナス分をできるだけ小さくする」という事ですね。
こう考えるともう一つ出てくるわかり易くマイナスを操作する方法としては「今あるマイナスを少しでも減らす」ですね。
前者は、鉛のオモリを使わない、生分解のラインなどを使う、マキエを大量に使用しない、などで、
後者は、ゴミを拾う、稚魚を放流する、ヘドロを回収する、などです。
このような事をメーカーと釣り人が考え始めないと、将来、全面的に釣り禁止になってしまうのではないだろうか、、、と思ってしまいます。
あ、そうそう。
昔、陸ではアジ釣りでも何でもオキアミを使うのに、船のアジでは何でイワシミンチを使うのだろうか?
と思っていましたが、こういった理由があったんですね。
これはこれで謎がとけてスッキリしました(^^;